以前に宇宙論を一から学ぶならというテーマで記事を書いたことがある。
それから早9ヶ月。職場の同僚にもともと宇宙論を研究していた人がおり、彼に宇宙論について話を聴く機会があって、ふと気づいた。
…この記事って、宇宙論(cosmology)と天体物理学(astrophysics)がごっちゃになってる?
もちろん、これら二つの研究領域を厳密に区別することは難しいし、双方に理論も観測実験もあるため、わざわざ分けて考える必要はないのかもしれない。
だが、我は賢者を目指すもの!!
前記事の内容自体はそれなりに満足しているが、自分の知識理解のために、ここは敢えて「延長戦」ということで、ブログ主が考えるそれぞれのホットトピックを再度簡単に紹介しよう。
もちろん、この記事作成時点でブログ主が考えるトピックであるし、批判・否定は大歓迎。それらが俺を強くする(笑)
宇宙論(cosmology)のホットトピック
① 初期宇宙: 量子重力理論 インフレーションによる諸問題の解決 インフレーションのモデル化 加速膨張の機構 …etc.
② 物質の進化: 原子核の誕生前の核反応 ビックバン元素合成 なぜ物質が反物質より多いのか? …etc.
③ 宇宙の大規模構造の形成: 原始密度揺らぎの生成 宇宙背景輻射と温度揺らぎ 物質優勢期の密度揺らぎの進化 銀河分布 …etc.
これらを一から学ぶなら、↓の書籍が分かりやすく解説されていておすすめである。
天体物理学(astrophysics)のホットトピック
① 高エネルギー天文学: ガンマ線バースト 高速電波バースト 重力波 …etc.
② ブラックホールの観測: 超巨大ブラックホールは回転しているのか? 降着円盤の構造 ジェットの加速・絞り込み機構 直接観測できるか? …etc.
③ ダークマター(暗黒物質)の探索: ダークマターの証拠と性質 ダークマター候補 ダークマターのモデル化 …etc.
これらを一から学ぶなら、↓の記事で頑張って(?)解説したので参考にされたし。
延長戦の延長戦:総合した「宇宙物理学」のおすすめ理学書籍
さて、ここまで宇宙論と天文物理学それぞれのトピックを別個に挙げてきた。
そこで原点に立ち返ろう。
そもそもこれら二つの研究領域を厳密に区別することは難しいし、双方に理論も観測実験もあるため、わざわざ分けて考える必要はないのかもしれない(2回目(笑))。
それでは延長戦の延長戦で、それら2つの情報を合わせて解説している「宇宙物理学」としてのおすすめ理学書籍を最後に紹介しよう。
↓は専門書寄りで少し値段が高いが、上記の書籍とあわせて総合的に「宇宙物理学」を俯瞰できる。(このKEKシリーズは量子論・物性物理学も取り扱っており、ブログ主の愛読書。)
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宇宙論と天文物理学・・・未知なる時空を観測し、先端理論を惜しげもなく駆使した学問領域
この記事では、それらに関するおすすめ書籍と以前の記事を鬼のように紹介した(笑)
もっともっと!!と思ったら、専門書を読みふけって、「知識の宇宙」へ探索に出かけよう。
目指せ!!知的好奇心生命体(笑)!!これぞ賢者への道程!!
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