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<人類の難問>に答えよう おすすめ理学書籍

相対論・宇宙
人はいつの時代も、ビッグ・クエスチョンに対する答えを求めてきた。

私たちはどこから来たのだろうか?
宇宙はどのように始まったのだろうか?
宇宙には、どんな意味と設計が隠されているのだろうか?
宇宙には私たちのほかにも誰かいるのだろうか?

過去に作られた天地創造の物語は、
今ではあまり意味がなさそうに見えるし、信用できそうにもない。
それに取って代わったのが、ニューエイジから「スター・トレック」まで、
迷信としか言いようのない類の話だ。

しかし本物の科学は、SFよりもはるかに奇妙で、
もっとずっと納得がいく答えを与えることができる。

「車いすの天才」として親しまれた宇宙物理学者であり、以前も取り上げた『ホーキング、宇宙を語る』という世界的ベストセラーの著者としても知られ、惜しくも2018年3月14日に76歳で亡くなられたスティーブン・ホーキング博士。

20世紀後半の世界でもっとも有名な科学者の一人であるホーキング博士は、折あるごとにその時どきのビッグ・クエスチョンについて意見を求められてきた。

本記事で紹介する書籍↓は、講演・インタビュー・エッセイという形で保存されていたホーキング博士の探究心とユーモアと情熱あふれる回答を取りまとめた、まさに「ラスト・メッセージ」である。

1 神は存在するのか?
2 宇宙はどのように始まったのか?
3 宇宙には人間のほかにも知的生命が存在するのか?
4 未来を予言することはできるのか?
5 ブラックホールの内部には何があるのか?
6 タイムトラベルは可能なのか?
7 人間は地球で生きていくべきなのか?
8 宇宙に植民地を建設するべきなのか?
9 人工知能は人間より賢くなるのか?
10 より良い未来のために何ができるのか?

さて、これら↑の回答の概要をいつも通り解説するのは、なんとも味気ない(笑)

てなわけでこの記事では、個人的に胸躍った本書の一節をいくつか紹介しよう!!

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AI時代の人間の役割

人間がコンピュータに尋ねた。
「神は存在するか?」

コンピュータはこう答えた。
「いまや、神はここにいる」

そしてプラグのヒューズを飛ばした。

知能とは、変化に適応する能力と特徴づけることができる。人間の知能は、変化する環境に適応する能力を持つ者たちが、何世代にもわたって自然選択を受けてきた結果なのだ。

変化を恐れてはならない。必要なのは、その変化を私たちに役立つものにすることだ。

私たちと次の世代が、早い時期にしっかりと科学を学ぶ機会を与えられるだけでなく、学ぼうという確固たる決意を持たなければならない。そうなれば、私たちの潜在的可能性を花開かせ、人類全体にとってより良い社会を作るための道のりを歩み続けられるだろう。

それを確かなものにするために、私たち一人一人に果たすべき役割がある。

AIはいかにあるべきかという純理的な議論の先に学習を進め、どんなAIにするのかを、確実に私たち人間が計画するようにしなければならない。

人は皆、既に受けられていることや決められていることの限界を押し広げて、大きな夢を持つ力がある。

私たちは今、素晴らしき新世界の入り口に立っている。

危険な面もあるにせよ、それは胸躍る世界であり、私たちはその世界の開拓者なのだ。

火を使いはじめた人間は、何度も痛い目を見たのちに、消火器を発明した。
核兵器,合成生物学,人間のような能力や意識を備えたAIといった、もっと強力なテクノロジーについては、あらかじめ計画を立てて最初からうまくいくようにしなければならない。
なぜなら、それは一度きりのチャンスになるかもしれないからだ。

私たちの未来は、増大するテクノロジーの力と、それを利用する知恵との競争だ。
知恵が確実に勝つようにしようではないか。

「科学に興味なし」ではすまされない

1960年代にホーキング博士が研究を始めたとき、宇宙論は科学研究の辺境にある胡散臭い分野だった。それが今では、理論的な仕事や、大型ハドロン衝突型加速器とヒッグス粒子の発見のような実験のめざましい成果のおかげで、宇宙論は宇宙の姿を明らかにしてくれた。

まだ答えの得られていないビッグ・クエスチョンもあるし、残された課題も多い。

それでも私たちは、比較的短期間のうちに、かつて誰も想像だにしなかったほど多くの知識を得たし、多くのことを成し遂げもした。

だが、今の若い人たちにはどんな未来が待っているのだろうか?

確信を持って言えるのは、
これまでにのどの世代にもまして、
今の若い人たちの未来は科学とテクノロジーに依存するだろうということだ。

科学はかつてない形で日々の暮らしの一部になるだろうから、
今の若い人たちは、
これまでのどの世代よりも科学を知らなければならない。

一世代前は、科学に興味がないとか、どうして科学なんか勉強しなきゃいけないのか、などと言うことはまだ許容できた。社会が許容していたのである。

だが、もうそんなことは通用しない。

ただしこれは、なにもすべての若者が科学者になるべきだと言っているのではない。皆が科学者になることが理想的だとも思わない。というのも、様々なスキルを持つ人が世の中には必要だからだ。

しかし、どんな道を選ぶにせよ、すべての若者は科学の様々な科目に親しみ、それらに自信を持つべきだと思う。

若い人たちは科学的リテラシーを持つ必要があるし、さらに先まで学ぶために、科学技術の進展についていこうと思うための刺激を受けなければならない。

思うに、
最先端の科学技術とその応用を理解できるのは一握りのスーパーエリートだけだという世界は危険だし、
貧しいのではないだろうか。

そんな世界で、
例えば海をきれいにするとか途上国の病気を治すといった、
長い目で見て恩恵のあるプロジェクトに高い優先順位が与えられるものだろうか?

悪くすると、
最先端のテクノロジーが私たちに害をなすような使い方をされるかもしれず、
私たちにはそれを阻止できないということにもなりかねない。

“Have fun out there among the stars” 星たちのあいだで楽しんで

今日の人類は進化の頂点にあり、これより良くはならないと考える人たちもいる。

しかし、そうは思わない。

私たちの宇宙の境界条件には、何か特別なことがあるに違いないが、「境界がない」ということ以上に特別なことがあるだろうか?

そして、人間の真摯な努力に「限界はない」はずだ。

科学上の次の大発見が、どの分野でなされるか、誰がそれを成し遂げるのかはわからない。

科学的発見のスリルと興奮を、できるだけ広く若い聴衆に届けるための革新的で使いやすい方法を開発すれば、新たなアインシュタイン…それは女性かもしれない…を見出し、刺激を与える可能性が大きく高まるだろう。その人物がどこにいたとしても。

顔を上げて星に目を向け、
足元に目を落とさないようにしよう。
それを忘れないでほしい。

見たことを理解しようとしてほしい。
そして、宇宙に存在するものに興味を持ってほしい。

知りたがり屋になろう。
人生がどれほど困難なものに思えても、
あなたにできること、
そしてうまくやれることはきっとある。

大切なのはあきらめないことだ。
想像力を解き放とう。
より良い未来を作っていこう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ここで紹介したのは、未来に向かって共に旅する「タイムトラベラー」である私たちへの、ホーキング博士からのラスト・メッセージの一部である。

伝えられた情熱を胸に、本書や専門書を手に、「知識の宇宙」へ探索に出かけよう。

目指せ!!知的好奇心生命体(笑)!!これぞ賢者への道程!!

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