後輩 「雨が降った時のあの独特な匂いって、何て言うんでしたっけ?」 俺 「何だろ? すまん、分からん。」 後輩 「鉄さんって、なんでも知ってそうなのに、知らんこともあるんすね。」
…カッチーン (怒) 上等だよ!! やってやんよ!!(何を?(笑))
というわけで、つい先日に昔仲間と趣味であるソフトテニスをした際のしょうもない一幕から、直近で購入した教養書を日課に取り入れている、単純なブログ主の今日この頃(笑)。
とはいっても、シーズンは春。
別れと出会いが数多くあり、新しくできた後輩に先輩風を吹かしたくなる人も多いのではなかろうか?(そんな器の小さい人間はブログ主だけでないと信じたい(笑))
そこで本記事では、ノリで購入したとはいえ、学ぶことも多く、現在進行形でブログ主の思考の拡張に役立っているおすすめ教養書籍を3つほど紹介していこう。 乞うご期待!
(ちなみに、上述の匂いに関して、降り始めの匂いをペトリコール(ギリシャ語で『石のエッセンス』)、雨上がりの匂いをゲオスミン(ギリシャ語で『大地の匂い』)と呼ぶ。それぞれ、土壌に付着した植物由来の油、土壌のバクテリアが産生した有機物が、地面にぶつかった水滴と混ざりエアロゾル化されて吸入されることで感じられる、独特な匂いとのこと。これをあのときにひけらかしたかった…(笑))
規則より思いやりが大事な場所で ~お馴染みロヴェッリ先生コラム集~
もうこのブログで何回登場したか分からないが、お馴染み理論物理学者ロヴェッリ先生が十年以上にわたりイタリアの新聞各紙に発表してきたコラムから、その思考の源泉に迫る作品を厳選して収録した1冊。
「多くの名著」を取り上げた下記の2冊とは違い、一人の傑物の様々な事柄に関する考え方や視点という意味で、教養とは少し毛色の違ったものだとは思う。
それでも、ロヴェッリ先生が同じく参考にしたであろう、先人の叡智が文章のそこかしこに見て取れ、非常に味わい深い。
新聞記事には、禅の公案やヨーロッパの十四行詩(ソネット)と似たところがある。 長さや形に制限があって、情報にしろ、主張にしろ、内省にしろ、感情にしろ、一つ伝えるのが精一杯。 それでいて、何から何まで語り得る。 ここに収められているのは、過去十年ほどの間にさまざまな新聞に載ったコラムで、詩人のことや、何らかの形でわたしに影響を及ぼした科学者や哲学者、旅のことや自分自身が属する世代の話、無神論やブラックホールや望遠鏡や幻覚体験、そして知的な驚きなど……たくさんの事柄について語っている。 いうなれば、一人の物理学者…さまざまなことに関心があって、新しい着想を探し求め、幅広く一貫した展望を得たいと思っている物理学者…の知的な冒険を記録した日記の短い書き込みのようなものなのだ。 この本の題名は、これらコラムの一つに登場するある言い回しからとられていて、おそらくこの本全体に通底する心構えのようなものを表わしている。 でもそれをいえば、ひょっとするとわたし自身が、そういう心構えを旨とする世界で生きてゆきたいと思っているだけなのかもしれない…。 (本書「はじめに」より抜粋)
人生で読んでおいた方がいいビジネス書75冊
さてさて、過去に哲学でも、社会学でも、経済学でも、こうした「ざっとまとめてみた」シリーズで時短の味を占めてきたブログ主が、今回もサボるために購入したのがこの1冊(笑)
あとがきに変えて、最後にここまで紹介した75冊のまとめとして、セネカの名著『生の短さについて 他二篇』を紹介させてください。 人生を充実させるには、自分の命には限りがあるということを知ること。 そして、その限られた時間で何をすべきか、使命を持つことです。 (中略) 時間を有効に活用すること、そしてその時間を崇高な目的のために使うこと。 そうすることによって、人生は輝きを増してきます。 (本書「最後に」より抜粋)
ほら、著者もこう言っているし、こういう○○書ガイドはどんどん参考にしよう (言い訳)
過去の記事↓でもこうした仕事術について紹介しているが、この書籍は、ビジネスマンとしての生き方等を含めた、より包括的な内容となっている。(もちろん、ビジネスマンに限らず、一社会人として役立つ内容が盛り沢山だ。)
これまでに読破したビジネス書は30,000冊を超える、日本随一のビジネス書の目利きと豪語する著者の、厳選した名著をご覧あれ♪
世界のエリートが学んでいる教養書必読100冊を1冊にまとめてみた
おいおい、ブログ主よ、コラムやビジネス書だけで「教養」って言っちゃってるのか?
…カッチーン (怒) 上等だよ!! やってやんよ!! (二回目(笑))
こんな↑脳内読者との謎のやり取りを経て、600ページを超える (その割に価格が3,000円未満と破格な)、100冊の教養書をまとめた骨太な1冊↓を紹介しようではないか。
哲学 歴史 経済 文学 アート サイエンス リベラルアーツの古典・最新書を網羅 「死ぬまでに読むべき」名著をコンプリート! (本書の帯より)
「教養から得られる知識は、いまや検索するかAI (人工知能) に聞けば速攻で得られる。検索すればわかる教養なんて、もはや学ぶ必要はない。」
著者曰く、↑の主張は少し勘違いをしていると。
たしかに、知識は検索やAIで得られるが、我々は脳内にある膨大な知識を瞬間的に組み合わせながら考えている。脳内にある知識が教養なのだ。脳内にはない検索エンジンやAI上の知識は、考える際に使えない。(冒頭、雨の匂いの件を経験したブログ主にとって、耳の痛い話である。)
「検索すればいい」とよく言われるが、検索するには正しく質問する必要がある。正しく質問するにも教養が必要だ。
では教養は、どうすれば身につくか。 それには教養の名著を読むことだ。 教養の名著は過去に活躍した賢人たちの知識の結晶だ。 それらは「知的に面白く、かつ生きる上で役に立つ」からこそ、時代を超えて読み継がれてきたのである。 (本書「はじめに」より抜粋)
本の装飾もシックで美しく、↓ブログ主の教養のバイブル達がいる棚に本書が並ぶ日も近いと確信しながら、日々少しづつ読み進めて楽しんでいます♪
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過去に複数回ブログで教養書を取り上げているが、ブログ主としては、単なる「クイズ王を目指すヒント」にならないように気をつけている。(「豆知識」系の記事は許されたし(笑))
これらは人生に大切な「知恵」のセットであり、「知識」単品で味わうだけなんて勿体ない!!
教養を栄養に、脳を成長させよ!! これぞ賢者への道程!!
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