読んで面白い、かつ、科学的な思考法も知ることができる!
この記事ではそんなおすすめホラー小説を紹介する。
・・・そう、なんと「ホラー」小説である!!乞うご期待!!
なお、科学的思考法について下記の記事で少し触れているので参照されたし。
紹介する小説は「ゴーストハント」である。
普通の女子高校生・谷山麻衣が、ナルシスト美少年の渋谷一也(ナル)をはじめ、変人揃いの霊能者たちと怪事件に挑むシリーズ。少女小説家としてデビューした小野不由美(十二国記シリーズ作者)の出世作である。当時のティーンズハート文庫は、「主人公の一人称で書かなければならない」・「主人公は普通の女の子でなければならない」・「恋愛小説でなければならない」という暗黙の了解があったが、小野不由美はそのハンデを逆手に取り、三人称では書くことのできないミステリを、ホラーをベースに描き出した。(ウィキペディアより抜粋)
この小説は心霊現象という、普通は非科学的だと見なされがちなことを題材にしながらも、それを科学的に思考しているという点で独特である。
こういったホラー小説はえてして中毒性が高く、作者の巧妙な文章術も相まって、物語にどんどん引き込まれ、ページを進む手が止まらなくなる。
しかも、サイキッカー・道士・僧・巫女・エクソシスト・霊媒師などなど、出てくる登場人物の背景が多彩で、それぞれが魅力的なキャラクターとして描かれている。
高校生のときにたまたま友人に奨められて出会ったこのシリーズ。最初はドラマCDでの音媒体であり、次に原作小説を読み、漫画版も集めるなど、各種メディア展開も充実していて、本当にハマったハマった(笑)
本シリーズは完結しているが、今でも「もし新刊が出ていたら…」とつい本屋さんの講談社エリアを眺めてしまう。(上記リンクは2020年に新装版で発行されたもの。旧作含めると、一体何冊買ったことやら(笑))
この物語はそんな魅力をもった、超絶おすすめのホラー小説である。
↓は漫画版・ドラマCD版のリンクである。特にドラマCD版を必聴!!夜中に聴けば、その臨場感は怖すぎて、眠れなくなること間違いなし!!(科学的思考はどこにいった(笑))
最後にもう一つ。
ネタバレになるが、この小説にはシリーズを通して一つ大きな伏線が隠されている。
その謎が解かれたときの、なんともいえない切なさ・哀しさを味わって欲しい。
扉を開けたその先に何が待っているのか・・・是非ご一読あれ。
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