愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
これはドイツの名宰相であるオットー・ビスマルクの格言である。
実際の経験から学ぶのも悪くはないが、自分が経験できないことでも先人たちが経験したこと、すなわち歴史を学ぶことでたくさんの経験をたくわえることができるというわけだ。
さすがに「愚者」は言い過ぎかなとも思うけど(笑)
偉人とはちょっと意味合いが違うが、ブログ主には人生を変えたといっても過言ではないインフルエンサーが4人いる。
そのうちの一人が「ど~も~!!両で~す!!」でおなじみ、リベ大の両学長だ。
そんな両学長のyoutubeでは[ユダヤ人の成功哲学 「タルムード」金言集]を面白おかしく紹介するという人気シリーズがある。
(↓にリンクは貼るが、ブログ主は実は未読である(笑) まさに愚者(笑))
ここは師匠にあやかって、ブログ主も啓発書籍を紹介しようではないかと。
個人的に啓発書籍を選ぶ際のポイントは、
ノウハウをまとめたビジネス書よりも、物語ベースの方がイメージしやすい
一日一格言で読み進めるような章構成→気楽に毎日少しづつ読む
見ていてくれ師匠!!俺も頑張って紹介してみるぜ!!(笑)
「夢をかなえるゾウ」 水野敬也(著)
・・・いきなりド鉄板ですいません(笑)
みなさんご存知、「なぜか関西弁で話し、甘いものが大好きな大食漢。そのくせ、ニュートン、孔子、ナポレオン、最近ではビル・ゲイツくん(?)まで、歴史上の偉人は自分が育ててきたという・・・。しかも、その教えは[靴をみがく]とか[募金する]とか地味なものばかり」・・・でおなじみのゾウの神様ガネーシャが冴えない会社員や売れない芸人、恋するOLや平凡な愛妻家を面白おかしく導く超絶人気啓発本シリーズ。
ついつい笑ってしまうストーリー、偉人の格言・言動を物語ベースで学べる軽快さに加え、個人的に強調したいのはその秀逸な終わらせ方だ。
シリーズはこの記事作成時点で計4冊にもなるが、その全てのエンディングが・・・
・・・なんというか・・・「綺麗で心に残る」のである。
朝焼けの東の空のような清々しさ・・・夕焼けの西の空のような寂しさ・・・
う~ん…矛盾しているが、物語の美しさを再度言葉で表現するのはやはり粋ではないな。
どの巻からでもおすすめなので是非一読あれ。
「ものの見方が変わる 座右の寓話」 戸田智弘(著)
さっきとうってかわって、本書は古今東西さまざまなジャンルの寓話を88話集め、さらにそれらを15の視点に分け解説している。
科学に対する著者の考えに若干バイアスがかかっているような印象もあるが、まぁそこをご愛敬ということで(笑)
スピーチ・朝礼・プレゼンあるいは雑談などでツールとして使うことで、イメージのしやすさ・ユーモアな表現・そして説得力の高さで話し手の主張を強固に印象づける、まさに「実用的」な寓話集というわけだ。
そんな寓話の中でブログ主が特に好きな一休さんの話を取り上げよう。
一休和尚が臨終の時、「仏教が滅びるか、大徳寺が潰れるかというような一大事が生じたら、この箱を開けなさい」と遺言を述べて、一つの箱を弟子に手渡した。 それから長い歳月が経過し、大徳寺の存続に関わる重大な問題が起きた。 にっちもさっちもいかなくなったとき、和尚の遺言を思い出し、寺僧全員が集まって厳かに箱を開けることにした。 中に入っていたのは一枚の紙だった。そこに書かれていたのは 「なるようになる。心配するな。」 という一文だった。
さて、この寓話から何を学ぶかはあなた次第だ。
著者の解説を参考に学ぶもよし、自分流の解釈で言動に生かすもよし。
物語の広がりは∞。是非一読あれ。
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冒頭のビスマルクの格言には、実は次の言葉が付け加えられている。
・・・そして、聖人は経験から語る
結局どっちやねん!!って話だが、個人的な解釈をするならば・・・
某大作RPGシリーズで推奨されているように、「遊び人」が悟りの書を読むことで「賢者」になり、さらに修練すれば「天地雷鳴士」になって煉獄火炎を使えるぜ!!
・・・ってところか。・・・うん、絶対違うな(笑)
目指せ!!賢者を超えた天地雷鳴士への道程!!(笑)
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