先日、ふとした折に令和5年度医師国家試験が2024年2月3~4日に実施されるのを知った。
自分が試験を受けてから、数年の月日が経ったのか。
当時のちょっとした緊張感や、周囲の同級生たちと各セッション間の休憩時間毎に「あの問題ってどう考えた?」……なんてやり取り(数多くの試験対策本でやってはいけないとされる愚行(笑))をしてたことを思い出し、懐かしさを覚えた今日この頃。
~完~
…
……
………で終われるか!!(笑)
以前、「デキる研修医を目指す」というタイトルで、国家試験を終えた新・研修医たちが医療現場で上手くやっていくコツを、自分の考えを基に記事でまとめた。
前述の話題を知り、懐かしくなって医療系書籍を取り扱う書店に立ち寄ったら、なんとビックリ、記事で紹介した書籍の版が新しくなっているではないか!!
これは自分の知識もアップデートせねば♪
そんなわけで今回は、令和5年度医師国家試験を終えた未来の研修医の卵たちが、より良い研修期間を過ごし、シン・研修医となるためのおすすめ書籍2024年最新版を紹介しよう。
ここで注意点。あくまで「研修医のときに困りそうな共通の事柄」のカンフル剤であり、
① 救急外来や病棟業務での内科的処置の知識がメイン ② ローテで回っている各科の専門的な内容については、各専門書を読んで欲しい ③ 「100点満点」ではなく、「80点以上」を視野に入れたおすすめ書籍 ④ 心構えや方針については過去記事を参考にされたし
↑という意図で記事作成しているので悪しからず。
病棟業務編
↓まずは超・王道の書籍。後述の救急外来編でも使える知識が盛りだくさん♪
↓続いて、病棟「一般指示」に特化した書籍。これで看護師さんとケンカせずに済むかも(笑)
(追記:記事投稿後に羊土社様より、「まとめたver↓もありますので、こちらも是非」と連絡をいただいた。ありがとうございます!!)
↓最後に、抗菌薬のハンドブックを。困ったときはこれを使うべし。
救急外来編
↓救急の受け入れ連絡を受けてから、患者到着までに関連項目を一読するハンドブック。
(※カバー紙が鋭利過ぎて、指を切る人多数。これでナートの練習でもしろってか?(笑) 勿体ないが、カバー紙は捨てて使用すべし。)
↓救急外来の失敗100例集。各項目を体系的にまとめた赤verの方が有名だが、個人的にはこっち(青ver)の方がより実践的で参考になった。
画像(特にCT)編
↓まずは臓器の正常構造のイメージを。やや物足りないが、大枠のイメージを掴むために。
↓CT画像についての、研修医用の超・王道書籍。MRIは各専門科に特化した本を読むべし。
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この記事では、研修医ならば持っていて欲しいおすすめ書籍を紹介した。
とはいえ、前記事からの繰り返しになるが、世の中には「研修医はこう過ごせ」と謳ったサイト・本・指導者が跳梁跋扈しており、はたしてどれが正解なのか、そもそも正解はあるのか分からない。
なにより大事なのは「経験を積むこと」。これを忘れないでほしい。
当ブログの記事が、少しでも未来の研修医たちの助けになれば幸いである。
個々人で最適解を試行錯誤し続けよう。これぞシン・研修医への道程!!
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