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カッコイイ進化学の学術用語4選

理学・哲学

ブログ主の職場デスク対面に、同期の中でも「君臨してる」系の女性がいる。

ワインレッド系色の服が多い印象のその女性と、席の近さからかフランクに話せる間柄なので、ふとした機会の雑談で、

ブログ主 「○○さんのことを心の中で『赤の女王』ってあだ名にしてるわ」
女王 「もっとカワイイのがいい!!」

…『赤の女王』…カッコイイと思うんだけどなぁ…(´・ω・`)

…というわけで、赤の女王にちなみ、この記事では進化学の学術用語の中でもブログ主がカッコイイと思ったものを、いつもよりちょっと多めで4つほど紹介する。

参考は↓の書籍(厚い)。これを手に持って読むだけで、腕が鍛えられる筋トレグッズ(笑)

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赤の女王仮説

共進化する2種の生物における進化的軍拡競争を指して、生物学者は「赤の女王仮説」とよぶ。

共進化とは、一方の変化に伴なって、もう一方が変化する様子を表す。

例えば、捕食者が獲物を捕らえる場合、獲物は自然環境によりうまくカモフラージュできて、捕食者の目からよりうまく逃れられる模様へと進化する。

すると、今度は捕食者のほうも、自然選択によって視力がよりよい個体へと進化する。

つまり、遺伝子変異で新しい模様の獲物を見つけられる目を獲得した個体が生き残りやすく、次世代へと遺伝情報を伝えていけるため、捕食者集団の中では視力のよい個体が優勢になっていくのだ。

「赤の女王」というネーミングは、ルイス・キャロルの『鏡の中のアリス』という物語にでてくる赤の女王に由来する。

赤の女王 「同じ場所に留まりたければ、できるだけ速く走り続けなければならない」

競争関係にある2つの種が、互いに対して相対的に同じ適応度を保つためにできる限り速く進化しなければならないという状態は、まさに赤の女王のセリフの通りである。

また、赤の女王仮説は、多くの種が有性生殖をおこなう理由を説明できる。

有性生殖に伴い、世代間で遺伝子の組み換えが起こることにより、進化速度を最大化できると考えられるからだ。

…やっぱり『赤の女王』ってカッコイイと思うんだけどなぁ…(´・ω・`)

収斂進化

進化はときに、自然界から提示される問題に対し、似たような解決策を選ぶことがある。

特定の形質、例えば飛行能力や視力は、まったく無関係の生物群間で何度も進化してきた。

このような現象を「収斂進化」とよぶ。

鳥・昆虫・蝙蝠はそれぞれ独立に翼を獲得した。

視覚の獲得はもっとも多く、最低でも40回は独立に進化したとみられている。

その他の例としては、蝙蝠・鯨・イルカが行うエコーロケーションや、植物界で広く進化した葉などがある。

「収斂進化」は、もともとよく似ていた種が進化に伴い大きく異なっていく「分散進化」や、異なる種に分岐した後に類似した形質を獲得する「平行進化」と対比されることがある。

ミッシングリンク

考古学、特に古生物学においては、地球上のさまざまな年代の化石から種の進化を辿る。

ある生物種の進化を辿る一連の化石のなかに、抜けている段階がある場合、そのギャップのことを「ミッシングリンク」とよぶことがある。

ミッシングリンクは一般大衆向けの文章で好んで使われる表現であり、専門家は「中間化石」というよび方を好む。これは進化の鎖のなかの移行期にある種の化石という意味である。…う~ん…カッコよくない!!(笑)。

このような化石の代表例は始祖鳥という羽根の生えた恐竜で、現代の鳥が恐竜から進化してきたことを示唆する強力な証拠であると考えられている。

より最近の例としては、2009年に発見された、4700万年前の霊長類の化石がある。

イーダと名づけられたこの化石は、ヒトとヒト以外の動物界の生物との間をつなぐ重要な存在だと考えられている。

ラザロ分類群

化石記録からは絶滅したように見えるにも関わらず、その後、再度発見された生物群を「ラザロ分類群」とよぶ。その名称は、新約聖書において死から甦ったラザロに由来している。

だが、宗教的名称とは裏腹に、ラザロ分類群は奇跡的に甦った生物群というわけではない。

ただ単に、化石がとぎれとぎれにしか存在しないので、再臨したように見えるだけである。

生物は、さまざまな条件が満たされないと化石化しない。

つまり、化石としてその存在を永久にとどめることができるのは、これまでに生息してきた生物のわずかな部分にすぎないのである。

さらに、そのなかから古生物学者が発見できる化石となると、ごくわずかだ。

ラザロ分類群のもっとも有名な例はシーラカンスだろう。

8000万年前に絶滅したと考えられていた魚が、1938年に南アフリカ沿岸で生きた個体がいることが報告された。

見た目も相まって、まさに「生きている化石」なのである。

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ここで紹介したのは進化学についてほんのひとかけらの豆知識である。

もっと知りたいと思ったら、専門書を詰め込んで、「理学の頂」の山登りに出かけよう。

目指せ!!理学の友人(笑)!!これぞ賢者への道程!!

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