この記事で紹介するのは太陽についての豆知識。
参考は↓の書籍。賢者を目指すブログ主の愛読書。
「宇宙論についてもっと知りたい!!」って人は下記記事も参照されたし。
太陽の中身
地球の100倍以上の大きさと30万倍以上の重量をもつ太陽。
太陽が生み出すエネルギーは中心の「コア」で行われている核融合反応によって得られる。
「コア」の温度は1500万℃にも達しており、これは水素原子同士を融合させてヘリウムを作るのに十分な熱さである。
太陽はタマネギの層のように複雑な内部構造をもっている。
「コア」の外側にあるのは、光子という形でエネルギーを外向きに放出する「放射層」である。
その外側は「対流層」で、ここで熱輸送の方法が放射から対流に切り替わる。
次に「光球」があり、太陽はここで透明になる。エネルギーは熱と光になって自由に宇宙空間へ流れ出す。その外側は赤色の層で、「彩層」とよばれる。
一番外側にある「コロナ」は真珠のような白色のプラズマ大気で、温度は500万℃を超える。
太陽風
太陽からは「太陽風」とよばれる粒子の定常流がコロナから宇宙に向かって流出している。
太陽コロナが非常に高温であるために生じる流れだ。
気体分子運動論によれば、気体が温かいほど粒子は速く動く。コロナはあまりの高温のため、コロナを構成するプラズマ中のわずかな粒子(電子・陽子・イオン化した原子など)は太陽脱出速度より高速で進むことができる。
コロナから噴出された太陽風は秒速400km(時速144万km)の速度で進み、その影響は彗星の尾(太陽から吹き飛ばされている)や壮大なオーロラとして見ることができる。
太陽圏
他の恒星からの飛来粒子が飛び交う星間空間の激しい環境から太陽風は太陽系全体を守る巨大な泡を形作っており、これを「太陽圏」とよぶ。
荷電太陽風粒子の流れと磁場が、他の恒星から高速で飛来する恒星風粒子や高エネルギーの宇宙線を打ち返す役割を果たしている。
太陽圏の外側の境界は、これまた層状になっている。
太陽風が超音速から亜音速へと減速し始める「末端衝撃波面」、太陽風が星間物質とぶつかる「ヘリオポーズ」、そして船の前の船首波のように銀河内を通る太陽系の運動に先んずる圧力波である「弧状衝撃波(パウショック)」という3つの構造がある。
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ここで紹介したのは太陽についてほんのひとかけらの豆知識である。
もっと知りたいと思ったら、専門書を読みふけって、「知識の宇宙」へ探索に出かけよう。
目指せ!!知的好奇心生命体(笑)!!これぞ賢者への道程!!
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